製品コラム
【イヤホン】「Bose QuietComfort Earbuds II」と「FlyBuds C1」を徹底比較!
2024年1月9日
「Bose QuietComfort Earbuds II」と「FlyBuds C1」は、いずれも日本で人気のワイヤレスイヤホン製品です。
2つの製品のどちらを買うべきか迷っている方は、それぞれの性能や特徴などを比較して、自分に合っている製品を選びましょう。
今回はBose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1を徹底比較し、どちらがおすすめの製品なのかを解説します。
❶各ワイヤレスイヤホンの基本情報
Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1は、いずれも機能性にこだわったワイヤレスイヤホンです。高性能なワイヤレスイヤホンの購入を検討していて、どちらが良いか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでまずは、Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1それぞれの基本情報を説明します。
■BOSE製「Bose QuietComfort Earbuds II」
Bose QuietComfort Earbuds IIは、音響機器メーカーのBOSE社が2022年9月29日に発売した完全ワイヤレスイヤホンです。
Bose QuietComfort Earbuds IIは、ノイズキャンセリング機能に特化した製品となっています。高いノイズキャンセリング性能があり、周囲の雑音をカットして音楽に集中できる点が魅力です。
■Tribit製「FlyBuds C1」
FlyBuds C1は、サウザンドショアス株式会社が2022年7月28日に発売した完全ワイヤレスイヤホンです。
FlyBuds C1はTribitブランドの機能性を高めた製品となっています。ノイズキャンセリング機能ももちろん搭載されていて、その他の機能とともに豊かな音楽体験を提供してくれるでしょう。
❷【項目別】Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1を徹底比較!
Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1は、製品の性能や音質などに違いがあります。2つの製品が気になる方は、それぞれの違いを比較してみましょう。
ここからは、Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1を6つの項目に分けて徹底比較します。
■イヤホンタイプ・重量
イヤホンタイプには、イヤーピースを耳の奥に入れる「カナル型」と、耳の入り口にイヤホン本体を引っかける「インナーイヤー型」があります。
■「Bose QuietComfort Earbuds II」のイヤホンタイプ・重量
Bose QuietComfort Earbuds IIのイヤホンタイプはカナル型です。イヤホン本体の形状が独特で、付属のイヤーピースと固定バンドを組み合わせてホールド感を調整する仕組みとなっています。
重量はイヤホン本体(片方)が約6g、充電ケース込みで約60gです。
■「FlyBuds C1」のイヤホンタイプ・重量
FlyBuds C1のイヤホンタイプはカナル型です。イヤーピース部分とハンドル部分の間にくびれがあり、耳穴に収まりやすい形となっています。イヤーピースはXS~XLの5サイズが付属していて、快適な着け心地を実現可能です。
重量はイヤホン本体(片方)が約5.5g、充電ケース込みで約61.7gです。
■基本性能
Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1の基本性能を、表形式で比較します。
【Bose QuietComfort Earbuds II】
充電端子:USB Type-C
マイク機能:あり
通信規格:Bluetooth5.3
防水・防塵性能:IPX4等級
ノイズキャンセリング:あり
【FlyBuds C1】
充電端子:USB Type-C
マイク機能:あり
通信規格:Bluetooth5.2
防水・防塵性能:IPX5等級
ノイズキャンセリング:あり
2製品は基本性能に大きな違いがなく、5つの比較項目の中で違いがある点は「通信規格」と「防水・防塵性能」です。
Bluetooth5.3と5.2の違いは音楽再生時の電力効率などであり、音質にはほとんど影響しません。
■音質・コーデック
2つの製品は、得意とする音域や音質に違いがあります。
●「Bose QuietComfort Earbuds II」の音質・コーデック
Boseは低音域に定評があるメーカーであり、Bose QuietComfort Earbuds IIも迫力ある低音域を表現できています。中~高音域も丁寧に表現されていて、さまざまな音楽に対応可能です。
また、対応コーデックはSBC・AACの2つです。
●「FlyBuds C1」の音質・コーデック
FlyBuds C1は、中~低音域の表現に優れていて、迫力と広がりのある音を楽しめます。高音域は柔らかく、ボリュームを大きくしても音のとがりを感じさせない音質です。
対応コーデックはSBC・AACの2つとなっています。
■特徴
2つの製品の特徴をそれぞれ紹介します。
●「Bose QuietComfort Earbuds II」の特徴
Bose QuietComfort Earbuds IIの特徴は、「Bose Music」アプリを使うことで音域の増減やノイズキャンセリング機能のカスタマイズができる点です。
特にノイズキャンセリング機能のカスタマイズは10段階で調整可能で、外音取り込みの強化もできます。設定をプリセットに登録し、イヤホン側のショートカットにも設定すれば、いつでもプリセットの有効化が可能です。
●「FlyBuds C1」の特徴
FlyBuds C1の特徴は、左右イヤホンのハンドル部分に物理ボタンが搭載されている点です。
クリック1回で音楽再生と停止、2回で次の曲(左イヤホンのボタンは前の曲)、長押しで電源オフというように、ボタン1つで複数の操作に対応しています。イヤホンの位置調整や付け外しをするときの誤操作を防げます。
■バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間の違いは、下記の通りです。
【Bose QuietComfort Earbuds II】
バッテリー駆動時間(本体のみ):再生時間:最大6時間
バッテリー駆動時間(充電ケース使用時):最大24時間
充電時間:イヤホン本体:約1時間
充電ケース:最大3時間
【FlyBuds C1】
バッテリー駆動時間(本体のみ):最大12時間
バッテリー駆動時間(充電ケース使用時):最大50時間
充電時間:イヤホン本体:約1.5時間
充電ケース:最大2時間
比較するとFlyBuds C1のほうがバッテリー駆動時間は長く、作業中に音楽を途切れず聞いていたい方に向いています。
■価格
Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1は、価格に大きな差があります。
【Bose QuietComfort Earbuds II】:39,600円(税込)
【FlyBuds C1】:6,590円(税込)
Bose QuietComfort Earbuds IIはノイズキャンセリング機能のためのテクノロジーがいくつも搭載されていて、価格も高くなっています。
対するFlyBuds C1は十分な機能性と音質を持ちながらも、価格が比較的安い点が魅力です。
❸Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1とではどちらがおすすめ?
Bose QuietComfort Earbuds IIとFlyBuds C1とでは金額感はもちろん、機能や特徴なども大きく異なります。
それぞれの製品がおすすめな人を紹介します。
【Bose QuietComfort Earbuds IIがおすすめな人】
● BOSE製品が好きな人
● 低音域の音楽をよく聞く人
● ノイズキャンセリング機能を重視したい人
【FlyBuds C1がおすすめな人】
● 高品質なイヤホンをなるべく低価格で購入したい人
● 幅広い音域の音楽を聞く人
● 音楽を長時間楽しみたい人
どちらも機能性にこだわった製品であるものの、Bose QuietComfort Earbuds IIの機能はノイズキャンセリング機能に特化しています。
さまざまな機能に優れた製品をなるべく安価で購入したいという人には、FlyBuds C1のほうが向いていると言えるでしょう。
Bose QuietComfort Earbuds IIはノイズキャンセリング機能に特化していて、Bose製品らしい低音域の再現性があります。
FlyBuds C1はノイズキャンセリング機能も含めてさまざまな機能に優れており、幅広い音域への対応や、価格の安さも魅力の製品です。
ノイズキャンセリングを重視する方はBose QuietComfort Earbuds II、コスパで選びたい方はFlyBuds C1がおすすめです。